自由気ままに旅ができ、コストも抑えられるとしてブームになっている「車中泊」。以前、私も挑戦してみたのですが……。寝心地が悪くてまったく寝られず、狭いからか身体はガチガチに痛くなって、朝を迎えたときにはもうヘトヘト。何泊かしながら、いろいろなところをまわって楽しもうと計画していたのですが、嫌気がさしてしまい早々に取りやめて自宅に帰りました。
正直に言うと、そのときの心情は「車中泊なんて何がええねん!? 楽しいよりしんどいし、2度としたくないわ!」というもの。強く心で誓ってしまうほどには大変でした。
そんな私の状況を聞いた“車中泊の先輩”は、笑いながら「そらそうよ。そんな状態で車中泊したら絶対に嫌になるわ!」とひと言。そこで今回は、先輩からの指導を受けて車中泊リベンジをしてみることにしました。
まず、ビギナーは、安心安全かつなるべく静かで、近くに何時でも利用できるトイレがある場所を選ぶこと。
この鉄則をもとに探してみますと、街灯があって24時間利用可能なトイレのある場所が見つかりました。車中泊OKな場所に行ってみますと、車中泊をするのであろう車がすでに何台も止まっていました。
次に、車内の環境を整えること。先輩いわく、「これが1番大事やで」とのこと。
まずは、寝床。シートを倒して寝るわけですから、いかにフラットにできるかが重要。広げると空気が入り、厚さ10センチほどに膨らむマットが良いと勧めていただきました。
分厚いマットで、シートの段差をカバーするのが大事なのだそう。寝返りがうてるように、マットは2枚購入しました。