神戸ポートタワー、リニューアルオープン! 2年7か月ぶりに営業再開 「イケてるスポットになった」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸ポートタワー、リニューアルオープン! 2年7か月ぶりに営業再開 「イケてるスポットになった」

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タワー最頂部にTMD(Tuned Mass Damper)を設置 ※撮影・ラジオ関西 コンテンツニュース部
オープンエアの展望デッキ 「Brilliance Teara」(タワー最頂部)から間近に見ることができる ※撮影・ラジオ関西 コンテンツニュース部

 展望3階「Ready go round」は、30分で360度回転するカフェバー。座ったまま神戸の街と、六甲山の山並みや海を眺めながら、朝・昼・夜ごとに変わる限定フードメニューを提供する。

 低層3~4階「PORT TERRACE」は、神戸の異人館街、北野町を拠点にウェディングやレストラン事業を展開する「クレ・ドゥ・レーブ」がプロデュースするカフェ・レストラン&バー。地元・兵庫のフルーツを使ったスイーツやドリンク、アラカルトメニューが味わえる。4階の屋外テラスからタワーを眺めると、“鉄塔の美女”の内側から、幾何学的な模様の骨組みが現れる。

展望3階「Ready go round」フードメニュー

低層4階「Port terrace」から見上げると、青空に幾何学模様の骨組みが映える

 低層2階の物販エリアは、地場産業の商品開発やプロデュースを展開する「熾(イコリ)」(神戸市)が運営。同店では、神戸・長田ですべての工程をハンドメイドで製造する「神戸ザックIMOCK(イモック)」を中心に、播州織のストール、淡路島のお香、丹波焼など兵庫の地場産品を用意した。

「ポートアレイ」は神戸の魅力を発信するポップアップスペース。神戸らしさを感じる酒、パン、スイーツ、真珠などが集結し、一角を仕切って日本酒を立ち飲みできる「角打ち」スペースもある。

 国内セレクトショップ・アパレル大手「BEAMS」が、日本の魅力を発信するブランド・ライン「BEAMS JAPAN(ビームス・ジャパン)」も兵庫県内初出店。エメラルドカラーの神戸限定アイテムも販売する。

低層2階「ポートアレイ」の「角打ち」スペース 日本酒ファンには嬉しい演出
低層2階「BEAMS JAPAN」エメラルド色に統一された神戸限定グッズ

 フェリシモの矢崎和彦社長はラジオ関西の取材に対し、「オープン直前まで準備を重ねていただけに感無量。神戸ポートタワーは外見の美しさだけでなく、中でもワクワクできるコンテンツを盛りだくさんに用意した。お越しいただいて、満足してもらえる自信はある。これからも常に変化、進化する努力を続けたい」と意欲を語った。さらに、アメリカの大手旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー」が発表した「2024年にアジアで行くべき最高の場所」で、日本から唯一、神戸市が選ばれていることを挙げ、「(雑誌では)ポートタワーのことにも触れ、『クリエイティブな空間があふれ、デザインの刺激に満ちた街』と紹介されている。1人1人がプライドを持って取り組めば、神戸は必ず変わる」と話した。

「フェリシモ」の多彩なオリジナルアイテム
スタッフのユニフォーム 背中にさりげなく“タワー”が

☆☆☆☆☆

【神戸ポートタワー】1963(昭和38)年に完成。ハーバーランドやメリケンパークがあるウォーターフロント地区の神戸港中突堤に建つ、みなと神戸のランドマークタワー。高さ108メートルは大阪・通天閣と同じ(2016年、通天閣の頂上部にある避雷針が3メートルから8メートルに延長されたため)。和楽器の鼓を長くしたような双曲面構造の美しい外観と独特のパイプ構造を持ち、赤色のアクセントと、形状の優美さから「鉄塔の美女」と呼ばれる。2021(令和3)年9月、耐震補強工事が始まり、当初は開業60周年となる2023年夏ごろのリニューアルオープンを予定していたが、台風などの影響で遅れた。

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