もはや、誰もが1つはアカウントを所有しているといわれるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)。特に10代や20代の若者の間では、自分の日常や友人との交流などの様子を撮影し、公開することが当たり前に。スマートフォンのカメラの性能の向上とともに、撮影方法のアイデアやテクニックも多種多様なものが生まれているそうです。今回は、そんな最新の撮影テクニックを2つご紹介します。
☆インカメミラーセルフィ
最近、若い世代の間で注目されているのが、名前の通り、スマートフォンの画面そばに付いたインカメラで、鏡を使って撮影するテクニックです。鏡の中の自分や友人を撮影することで、何重にも映し出された自分たちの姿を切り取ることができるという、不思議な仕上がりが魅力です。
このテクニックのポイントは、目線をあえてカメラのレンズから外し、鏡の中のスマホ画面や、鏡の先の遠いところを見つめて撮影することなのだそう。自撮りなのに、他人が撮影したようなスタイリッシュな雰囲気に仕上がる点も人気で、韓国の人気アイドルのSNSから広がったといいます。
☆ハートの中に入ったよポーズ
もうひとつ、数年前から大流行し、定番になりつつあるテクニックが、両頬に丸めた手の指先をあて、顔を挟んでハートを作るポーズでの撮影です。自分の顔がハートの中に入っているように見えることから、「ハートの中に入ったよポーズ」と呼ばれていますが、発案者と言われる韓国の人気アイドルの名前を取って、「ルダハート」とも言われているそうです。
このポーズのポイントは、少し首を傾げたり目を閉じたりして、ぶりっ子風に撮影することだといいます。目を閉じたままにっこり笑顔を作ることで、「バブみ」と言われるフレッシュでかわいらしい雰囲気が強調された写真が仕上がるそうです。
Z世代には、最早当たり前となっているスマートフォンでのアイデアに富んだ写真撮影。新たなテクニックを取り入れることで、新しい自分に出会うことができるかもしれません。
※ラジオ関西『Clip火曜日』内「教えて!ニュージェネスタンダード」2024年4月23日放送回より