道路には標識や路面表示などいろいろとありますが、先日、車で移動しているときにたまたま出くわしたのが、何も書いていない真っ白な道路標識でした。
街にある広告看板のように「これからここにふさわしい標識を書きますよ」という前段階であるために真っ白なんやろか? あるいは、新しく制定された交通ルールの標識なんか? はたまた、液晶画面になっていて表示内容がいろいろと変わるんやろうか?
いずれにせよ、新しい交通ルールなのかもしれません。交通ルールなのであれば知らなければアカンので、市町村の道路管理機関に問い合わせてみました。
ところが、管理者の方は「う〜ん、真っ白……?」と。それから少し考えてから道路標識の写真を見たところ、「ああ、これですね!」とピンときたようで、「経年劣化で色がとれてしまったもんですね」とひと言。
確かに、色が薄くなってしまったやつはたまに見ますけど、これは真っ白ですやん!?
なんでも、これはずいぶん前に設置したものなのだそう。さらに、この道路標識は内部にあるライトによって夜間に光るタイプで、標識部分がプラスチックでできていることからアルミ製のものよりも色落ちが激しいのだとか。
続けて、「実は、県内には色落ちした道路標識が数か所あるため順次撤去する予定なのですが、その標識の前後にはすでに新しいものを設置しているのです。ですので、撤去する前の標識を見られたんですね」と詳しく説明してくださいました。
交通安全上の優先順位があるため標識は順番に撤去されるそうなのですが、同時期に偶然見かけたのが……!?