安彦さんが中学生の時、授業の要点をイラスト入りでまとめたノート「重点整理帳」(1962~63年)も初公開。ノートは、展覧会の準備中、安彦さんの北海道の実家物置で発見されたという。随所にオリジナルキャラクターを登場させ、学習漫画のような構成でまとめられたノートからは、すでに備わっていた、描き手としての才能を感じ取ることができる。また、高校卒業前に描き、虫プロ入所の選考時に提出した漫画「遙かなるタホ河の流れ」(1966~67年)も展示。偉大な画業の“始まり”にも触れられる。
会期は9月1日(日)まで。
◆「描く人、安彦良和」
会場 兵庫県立美術館(〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)
会期 2024年6月8日(土)~9月1日(日)
開館時間 10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日 7月15日と8月12日以外の月曜と7月16日(火)、8月13日(火)
観覧料 一般1900円、大学生1000円
問い合わせ 同館078-262-1011