神戸市東灘区の六甲アイランドにあるホテルで、植えられている「リュウゼツラン」が、開花が間近とされ、注目を集めています。
開花の兆しが見えたのは2か月ほど前だというのは、ホテルプラザ神戸(神戸市東灘区)の担当者です。
「花茎が一気に成長しました。それまでは3メートルほどの高さだったのですが、この2か月で6メートルほどにまでぐーんと伸びました」と、昨今の開花へのスピードに驚きの様子。

そもそも「リュウゼツラン」とは、どんな植物なのでしょうか?
京都府立植物園によると、中南米が原産の多肉植物で、テキーラなどの原料に使われるそう。英語では100年、すなわち1世紀に一度、花を咲かせるとして「センチュリー・プラント」と呼ばれています。
日本では30年から50年ほどで開花することが多いそうですが、なぜこれだけ開花するまで長い期間を要するのか、詳しいことはわかっていません。黄色い花を咲かせ、一度咲くと枯れてしまうので、花を見るチャンスは一生に一度と言っても過言ではないそうです。

ホテルプラザ神戸では26年前の開業時に「このホテルが100年続きますように」との願いを込めて、当時のスタッフが植えました。
最近では毎日、ほぼ真上を見上げながら花茎の先についた花房の状況を観察して、開花を心待ちにしているとのこと。
さらに、この珍しいリュウゼツランの開花を多くの人に楽しんでもらおうと、同ホテルは公式インスタグラムで満開予想キャンペーンを開催。
アカウントをフォローし、満開になる日を予想してコメントすることでキャンペーンに参加でき、開花日を的中した人の中から抽選で1人にホテルのペア宿泊券がプレゼントされるとのこと。関心度も高く、すでに多くの満開予想が寄せられています。

はたして、このリュウゼツラン、いつ開花するんでしょうか……。こちらも首を長ーくして待ちたいと思います。
※ラジオ関西『Clip』2024年6月26日放送回「トコトン兵庫!」より