大阪・関西万博 海外パビリオン、建設から運営面へ メタンガス対策は?奈良で160か国の国際会議 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

大阪・関西万博 海外パビリオン、建設から運営面へ メタンガス対策は?奈良で160か国の国際会議

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◆パビリオン建設から運営面に

 会議に出席したイギリスの担当者は「運営面について詳しい情報を知りたいし、各国と意見交換もしたい。より緊密な関係を築いていけば、必ず万博は成功する」と会議での目的を話した。パビリオン建設が順調な国は、運営面に目を向けている。

◆セキュリティとセーフティー、とても重要なこと…

 大阪・関西万博会場の人工島・夢洲の工事現場で3月、溶接作業中の火花がメタンガスなどの可燃ガスに引火して爆発した事故があった。各国の関係者も安全対策を重要視している。カナダの担当者は「非常に重要なこと。パビリオン建設段階に来ている我が国はなおさら、セキュリティ面も含めて注意を払わなければならない。建設現場のスタッフとのコミュニケーションを密にして、情報を共有することも大切」と述べた。

 会議では25日午後、防災対策に関するセッションも設けられた。事故の概要のほか、パビリオンワールド内の工事現場でのメタンガス濃度測定といった安全対策などについて、博覧会協会から説明があったという。
 このセッションでは、会場の夢洲が海に浮かぶ人工島でありことから、地震や津波の際の避難方法についての質問も相次いだ。博覧会協会幹部によると、「(個々の災害の規模にもよるが)想定される津波の高さより、パビリオンエリアは高い位置にあるため、退避するのではなく、留まるほうが安全である」などと回答したという。

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