在籍車両は名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線で走っていたものや、東京都電荒川線・福井鉄道から移籍してきたものでまかなわれています。そして2008年に導入された「ほっトラム」と呼ばれるT1000形のLRVの最新車両は、唯一の自前車両として広告をつけず、100周年をアピールしながら活躍しています。
『駅前』を出ると名物のスペースシャトルビルを左に見ながら、すぐに次の『駅前大通』到着。目の前には「きゅうりのキューちゃん」でおなじみの東海漬物の本社があります。
『駅前大通』を出てすぐ左手にマンションが建設されていますが、ここはもともと「ほの国百貨店」があった場所。都心の百貨店はインバウンド客などで大にぎわいなのに対し、地方の百貨店は次々に廃業していくのが残念です。
『札木』は旧東海道と交わるところ。すぐそばに宿場町の本陣跡があり、江戸期創業のヤマサちくわの本店もここにあります。
大きなカーブを右に曲がって国道1号と交わると『市役所前』に到着。ここではぜひ東館の13階に上がってみてください。レストランもあるフロアからは市街が一望できるんです。また併設する市の地域歴史博物館「とよはし物語館」では、豊橋鉄道や街の歴史をパネルで展示しています。近くには1931(昭和6)年完成のロマネスク様式が美しい豊橋公会堂や、手筒花火の発祥地ともいわれる吉田神社も鎮座します。