兵庫県市川(いちかわ)町の津田義和町長が、3日、ラジオ関西の生放送に出演し、「静かな農村地帯で、ゆっくり落ち着いて暮らせる。豊かな自然、地場産業、特産品など、たくさんの魅力があるまち」と語った。
![兵庫・市川町の魅力について語る津田義和町長(ラジオ関西スタジオにて)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2024/07/IMG_2798-2-1024x638.jpg)
市川町は兵庫県のほぼ中央に位置する、ハート形のまち。町の中央を清流・市川が流れ、北東部には標高939メートルの霊峰・笠形山(かさがたやま)がそびえ立つ。津田町長は「静かな農村地帯ではあるが、中国自動車道と播但連絡道路が交差する福崎インターチェンジから5分くらいのところで、神戸から1時間、姫路から30分。JR播但線の駅も2つあり、交通の便は非常に良い」と、アクセスの良さを語った。
![市川町の中央を流れる市川(画像提供:市川町)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2024/07/%E5%B8%82%E5%B7%9D%E9%A2%A8%E6%99%AF-1024x771.jpg)
市川町の魅力について、津田町長は「笠形山登山」を挙げた。笠形古道登山ルートとして整備されていて、「神戸の六甲山よりわずかに高い山で、3〜4時間で登り降りできるので、多くの方に来ていただけるようになった」と話した。途中の見どころも多く、中でも、標高634メートルにある笠形神社は、東京スカイツリーと同じ高さから瀬戸内海を望むことができる。御神木の大ヒノキは、昭和34年の姫路城「昭和の大修理」で西心柱として切り出された。現在は2代目の御神木が幹周り10メートルの大木に成長しているという。
![兵庫・市川町の笠形神社は、1400年前に法道仙人が創建したと伝えられる(画像提供:市川町)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2024/07/%E7%AC%A0%E5%BD%A2%E7%A5%9E%E7%A4%BE-1024x770.jpeg)
![霊峰・笠形山の山頂からの風景(画像提供:市川町)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2024/07/%E7%AC%A0%E5%BD%A2%E5%B1%B1%E9%A0%82%E3%81%8B%E3%82%89%E5%8C%97%E6%96%B9%E9%9D%A2-1024x576.jpeg)
市川町は、ゴルフのアイアンヘッド発祥の地として知られる。昭和5年に鍛冶工の森本清太郎さんがアイアンヘッドの開発・量産化に成功し、町の代表的な産業に発展した。現在も町内で10社ほどの企業が製造していて、ゴルフ全米女オープンで2回優勝した笹生優花選手をはじめ、プロゴルファーからの信頼も厚い。津田町長は「ふるさと納税の返礼品としても、たくさん応援していただいている」と話した。
![兵庫・市川町はゴルフのアイアンヘッドの発祥のまち 愛用するプロゴルファーも(画像提供:市川町)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2024/07/%E3%82%B3%E3%82%99%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%99-1024x683.jpg)
また、町外や県外からも注目を集めるのが、「田隅養鶏場」の『タズミのたまご』。津田町長は「黄身が濃くて、有名ブランドに成長した」と絶賛。さらには、この卵でパンを作りたいと町内に店を構えた「パン有本」の『こだわり卵のクリームパン』は、数時間かけて他府県から買いにくるファンもいるという。津田町長は「ほかにも有機農業を頑張っている人がいて、トウモロコシやブルーベリーなどを作っている。有機農業を学び、定住する人も増え、空き家ゼロの地域もある」と微笑んだ。
![飼料や水にこだわって育てられた親鳥から生まれる田隅養鶏場の『タズミのたまご』卵かけご飯が最高(画像提供:市川町)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2024/07/%E7%94%B0%E9%9A%85%E3%81%AE%E5%8D%B5-1024x683.jpg)
![タズミのたまごが使われているパン有本の『こだわり卵のクリームパン』(画像提供:市川町)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2024/07/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%8F%E3%82%9A%E3%83%B3-1024x683.jpg)