《明石歩道橋事故23年》教訓伝えるパネル展 遺族「自責の念」と「安全への発信」そのはざまで… | ラジトピ ラジオ関西トピックス

《明石歩道橋事故23年》教訓伝えるパネル展 遺族「自責の念」と「安全への発信」そのはざまで…

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 当時75歳の母親・トミコさんを失った白井義道さん(神戸市西区)もこの日、パネル展に訪れた。白井さんはつねづね、「この事故は、『事件』だ」と訴える。それは、「事故の根本的な原因が、単なる個人の過失ではなく、警察や行政が最優先すべきだった“市民の生命を守る”という責務を怠ったから」と話す。そして、「“ただ悲しい事件”で終わらせるのではなく、教訓をどう生かし、再発防止につなげるかを考える機会に」と思いを語る。

明石歩道橋事故が起きた朝霧歩道橋の慰霊碑「想(おもい)の像」(兵庫県明石市大蔵海岸通)

■「安全・安心のまち 明石 ~明石市の取り組み~」パネル展
  2024年7月18日(木曜日)~7月21日(日曜日)あかし市民広場(パピオスあかし2階)
  9時~21時

 事故は2001年7月21日、午後8時45分~50分ごろに発生した。明石市・大蔵海岸で開かれた「市民夏まつり・花火大会」の会場とJR朝霧駅とを結ぶ歩道橋に集中した見物客が転倒、「群集雪崩(ぐんしゅうなだれ)」という現象が起き、11人が犠牲となった。


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