スパイスの一種といわれている「悪魔のクソ(=ヒング)」は、実際になんの料理に使われるのかというと、おもにカレーに使われるんだそう。スパイスカレーの香りと味の決め手になるらしく、本場・インドでは欠かせないもんなんですって(調理過程で熱を加えることによってにおいが変化するらしい)。
実際に、「悪魔のクソ(=ヒング)」を入れて作ったカレーと、入れずに作ったカレーを食べ比べてみたのですが、私自身の感想は「それほどの差はないなあ?」「でもちょっとうまなってるかも? いや、どうやろな?」と悩ましい。
プロのカレーショップの店主の方々にも聞いてまわりましたが、「絶対に入れたほうがいいわ!」「いや、なんら変わらんから入れんでもええで!」と意見は二分する結果に。
食べてみたお客さんなどに聞きましても、「スパイスカレーには絶対(必要)やん!」という意見と「意味ないで!」と、これまたキッパリ賛否両論。
今回の調査を通して、「悪魔のクソ」というのは、ただ単にくさいだけでそう呼ばれているわけではなく、人それぞれに感じ方がさまざますぎて、「こんなにも意見が相反するって何? こんだけ人の感情を揺さぶって心惑わすもんてある? それってもしかしたら“悪魔”の仕業なんちゃう?」と思わずにはいられないくらい、「不思議な魅力のあるスパイスなんだな」と思いました。
皆さんはどう感じるのでしょうか、「悪魔のクソ」と呼ばれるスパイス「ヒング」のこと。
※ラジオ関西『バズろぅ!』2024年7月20日放送回より
(『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)