さかなクンが作った魚のはく製がいっぱい!「ギョギョッとサカナ★スター」展 大阪・ATCギャラリー | ラジトピ ラジオ関西トピックス

さかなクンが作った魚のはく製がいっぱい!「ギョギョッとサカナ★スター」展 大阪・ATCギャラリー

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 第2章は海洋問題に焦点を当てた「海のこれから~海の豊かさを守ろう~」。

 魚やウニが海藻を食べ尽くしてしまう「磯焼け」によって海の生態系が変化し、沿岸漁業に大きな打撃を与えている現状や、増え続けている海のプラスチックごみ問題について、分かりやすく紹介している。

深海から見つかったごみ。40~50年くらい前のものとみられる昭和に発売されていた商品のパッケージも
深海から見つかったごみ。40~50年くらい前のものとみられる昭和に発売されていた商品のパッケージも

 開催に先立つ内覧会には、さかなクンと香音さん、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の野牧秀隆・上席研究員が参加。さかなクンは、きれいにリニューアルされた約50年前のジンベエザメのはく製を見どころとして挙げた上で、「どこを見ても“ギョギョッと”な展覧会。ぜひ1人1人のオンリーなギョギョッとを見つけてほしい」とコメントした。

海のごみ問題について話す海洋研究開発機構(JAMSTEC)の野牧秀隆・上席研究員(右)とさかなクン(左)

 香音さんは、番組での経験を振り返り、「すてきだと思って見ていた魚を食べて、本当においしいのかなと最初は思っていたが、どの魚もすごくおいしかった。魚を食べたり釣ったりすることでいろんな見方ができた」とコメント。「大人も子どももみんなで楽しめる展覧会です」とPRした。

 野牧研究員は、これまで「しんかい6500」に24回乗船、深海の調査に携わってきた。展示の後半では、海の底に落ちていたごみの実物も並ぶ。同研究員は、「海洋プラスチック問題は、僕たちが便利な暮らしをしようとすると避けて通れない。深海や砂浜が汚れている様子を知って、自分たちが魚たちのためにどこまで我慢できるのか考えてほしい。そして、これから生活を変えていこうと思うきっかけにしてもらえたら」と話した。

 会期は9月23日(月・祝)まで。8月26日以降は土日祝のみオープンする。

「多くの人に来場してほしい」と呼び掛けるさかなクン(左)と香音さん(右)

◆「ギョギョッとサカナ★スター~お魚たちが教えてくれる海のこと~」
会場:ATCギャラリー(〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10[ITM棟2階])
会期:2024年7月12日(金)~9月23日(月・休) ※8月26日以降は土日祝のみオープン

時間:10:00~17:00(最終入場16:30)
観覧料:一般1800円、中高生1000円、3歳以上~小学生700円
問い合わせ:050-5437-7537(ハローダイヤル/ATCギャラリー)
ギョギョッとサカナ★スター展公式サイト

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