◆物価
オリンピック期間中、観戦・応援、はたまた取材など仕事でパリに滞在する人が多い中、日本からの渡航客を悩ませるのがパリの物価の高さです。
ここ数日にわかに円高が進んでいますが、山戸記者が開幕前にパリに渡ってからは1ユーロ170円前後の相場が続いていました。
日本食レストランではお好み焼きが16ユーロ(2700円前後)、カツカレー14ユーロ(2400円前後)、また商店などで販売されるミネラルウォーター(エビアン500ミリ)が1本2ユーロ前後(340円前後)、日本から輸入しているペットボトル飲料やスナック菓子がそれぞれ約3ユーロ(500円前後)と、山戸記者はレポート。パリが今の日本人にとって、“財布に優しい”街とは言えないことがうかがえます。
山戸記者も「ビストロで3品くらい頼むと、あっという間に40ユーロくらい(6700円前後)に」と嘆きます。ただ、そのぶんボリュームがあるといい、スープ、サラダ、メインを午後4時頃に食べた日には夕食をとるに至らなかったそうです。
☆☆☆☆☆
取材のために競技場を地下鉄で行き来する山戸記者。現地の人との触れ合いもあるとのことで、「日本から来ている」というとアニメの話になることが多いと話し、『ドラゴンボール』『進撃の巨人』『鬼滅の刃』『呪術回戦』などはパリでも人気が高いことを実感したと語りました。
街全体が厳戒態勢の中で進むオリンピックですが、各国・地域の選手同士のスポーツを通じた交流はもちろん、メディアでは伝わり切らない、市民同士の文化交流も多く生んでいるようです。