数寄者との交流から生まれた作品も 兵庫陶芸美術館「初代和田桐山―兵庫が生んだ名工―」

LINEで送る

この記事の写真を見る(6枚)

 子・丑・寅の愛らしい干支が絵付けされた茶碗です。茶碗には上田耕甫の年齢が記され、70代後半に絵付けされたことが分かります。小林一三に歳暮の品として贈られたようです。

右から、初代和田桐山/上田耕甫《色絵笹に張り子の虎図茶碗》、《色絵俵牛文茶碗》、《灰釉鼠文俵形茶碗》いずれも20世紀 公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館蔵
右から、初代和田桐山/上田耕甫《色絵笹に張り子の虎図茶碗》、《色絵俵牛文茶碗》、《灰釉鼠文俵形茶碗》いずれも20世紀 公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館蔵

 様々な財界の人々や作家との関係の中でバラエティーに富んだ作品を生み出した初代和田桐山。作品とともに、多くの数奇者たちが美術品を愉しんだ昭和という時代の息吹を感じていただけたらと思います。

(兵庫陶芸美術館学芸員・村上ふみ)

◆「初代和田桐山―兵庫が生んだ名工―」
同時開催「受贈記念 高瀨正義コレクション 兵庫のやきもの探訪―五国の窯場を巡る―」
会場 兵庫陶芸美術館(兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4)
会期 2024年8月25日(日)まで
開館時間 10:00~17:00(入館は閉館時間の30分前まで)
休館 月曜日
観覧料 一般600円、大学生500円、高校生以下無料
電話 079-597-3961(代表)、FAX 079-597-3967

兵庫陶芸美術館公式ホームページ

LINEで送る

関連記事