「1つの研究所からこれだけの才能が花開くのは素晴らしい。企画・アイデアマンの鍋井克之、それに乗っかり厳しい指導を行った小出、実技だけでなく美術史などの講義を担当した黒田重太郎、そして経理面や事務的な面を担った国枝。画風だけでなく運営面でも4人のバランスが絶妙で、とにかく次の世代へ洋画を普及するために手弁当でやっていた。この4人でなければできなかったのではないか。大阪の洋画界に果たした功績は大きい」と川原学芸員は話す。
■特別展「創立100周年記念 信濃橋洋画研究所 ―大阪にひとつ美術の花が咲くー」
会期 2024年6月22日(土)~8月25日(日)
会場 芦屋市立美術博物館 (芦屋市伊勢町12-25)
休館日 月曜日
※7月15日(月・祝)と8月12日(月・振休)は開館。7月16日(火)、8月13日(火)は休館