神戸市民の“坂道愛”、アンケートで判明! 「坂のまち」魅力発信に向け、市が写真コンテストなど開催 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸市民の“坂道愛”、アンケートで判明! 「坂のまち」魅力発信に向け、市が写真コンテストなど開催

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 海と山が近く、急勾配に住宅地が広がる「坂のまち」神戸。神戸市は、美しい景観をはじめとする、さまざまな坂の魅力を発信する「坂のまち神戸プロジェクト」をこのほどスタートさせた。第1弾は「思い出の坂」や「映え坂」の写真を募るフォトコンテスト「あなたと坂」で、市の特設サイトから応募できる。締切は9月30日(月)。

愛徳坂(垂水区)平均勾配17.28%

 同プロジェクトは、市が2023年度に実施した「神戸の未来」を考えるアンケートなどで、多くの市民から“坂道愛”あふれるコメントが集まったことがきっかけで始まった。「教室から見える海の景色が大好きだった」「坂で足腰が鍛えられる」など、坂にまつわる声が相次いで寄せられたという。

 市が5月に行った「神戸の坂のイメージ・認知度調査」(回答者4631人、項目によっては複数回答可)によると、「あなたの生活の中に『坂』はあるか」の質問に自宅、実家など家の周りで「ある」と答えた人が74.8%。通勤・通学において「ある」とした人は33.4%で「ない」15.0%を大きく上回った。「坂があるまちのいいところは何か」との問いには「眺望・景色・見通し」が86.4%と最多で、「津波高潮のリスクが少ない」(41.4%)、「いい運動・健康増進」(40.9%)、「歴史や神戸らしさを感じる」(40.7%)と続いた。

くねくね坂(東灘区)平均勾配15.4%
ロマンス坂(灘区)平均勾配16.35%

「ネガティブに感じるところ」については、「移動(徒歩・自転車など)が疲れる」(84.6%)、「移動(買い物・通勤・通学など)が不便」(65.8%)など移動関係が圧倒的である一方、「土砂崩れのリスク」(38.9%)、「子どもの遊び場が少ない」(11.1%)との意見も出た。

 さらに6月、市は「身近にある狭い坂の環境改善について」をテーマとした調査(回答者4893人)を実施。「住んでいる地域にある狭い坂道を日常的に歩いて通行しているか」との問いに対し、「坂道があり、よく、あるいは時々歩いて通行している」と答えた人は計56.6%で、「坂道はあるが車やバスなどを利用してほとんど歩かない」(13.1%)を大きく引き離した。

きつね坂(須磨区)平均勾配9.98%
地獄坂(灘区)平均勾配13.28%
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