この『香椎』で鹿児島本線と接続し、西に4駅行くと『博多』です。それにしてもJR九州の車両は水戸岡鋭治氏と組んで、みんな色がビビッド。すれちがった折尾行の普通列車813系も、赤が効果的に配された車両です。
3番線には乗ってきた列車からバトンを受けた香椎発宇美行きの「DENCHA」がチャージを終えて出発していきます。この香椎線は起点の『西戸崎』、終点の『宇美』の両駅とも、他の路線と接続がなく行き止まりという全国でも珍しい路線です。ぜひ一度、国内初の架線式蓄電池電車「DENCHA」に乗って、海の中道を訪ねてみてください。国内では非電化区間を電車で走るという珍しい体験は、この香椎線を始め筑豊本線(若松線区間)のほか、JR東日本の男鹿線・烏山線でもできるようです。(羽川英樹)