審査員は6人。金村義明氏(元プロ野球選手)、アディオス氏(ボクシング初代日本ユーススーパーウェルター級チャンピオン)、河内家菊水丸氏(伝統河内音頭継承者、姫路ふるさと大使)、石井苗子氏(参議院議員)、大田忠道氏(料理人)、そしてこの大会の主催者で総合プロデュースも手掛けた柿元直美氏(建築業兼男性用ブランドコスメティック会社経営)という多彩な顔ぶれが審査を務めた。
なかでもアディオス氏は、昨年第1回大会にとび職人として出場し、見事優勝を飾ったコンテスト経験者だ。前回大会で「今後の活動に期待と建設業を盛り上げてくれそう」との評価で選ばれたアディオス氏は、その期待に応えてチャンピオンになり、審査員という立場まで“勝ち取った”。
そして、栄えある第2回のグランプリ受賞者には、加古川市の躯体工事関連企業に勤める、とび解体職の北田佳奈さんが選ばれた。北田さんは「子ども、孫の理解が今を支えてくれている。受賞は本当にうれしい」と語った。アディオス氏は審査講評で「去年はそちら(出場者側)にいたのに、今年は違う立場で審査させてもらっている。物凄くシンパシーを感じる」と出場者を称えた。
主催者の柿元氏は「夏は暑く、冬は寒い…そんな仕事に従事する人たちを『カッコイイ』『あんな人になりたい』と思ってもらえる、(彼ら彼女らが)“輝く場”を提供し、建設・土木などの業界全体のイメージアップの一助になれば」と、20数年来の建築会社取締役としてのまなざしも込めて語った。
(取材・文 黒川 良彦)