子どもと向き合い、しっかりと見つめることに重きを置く樽本さん。「その子の個性や、一番いいところを伸ばすことを大切に指導してきた」といい、“プロフェッショナルを育てる”として、スポーツの技術の向上だけでなく人格形成も重要と捉えています。
そんな樽本さんだからこそ実現することのできたエストパークは、“夢の連鎖”を築く場でもあると樽本さんは語ります。かつての教え子たちが、今はこの場所で指導者として活躍しています。樽本さんは「そしてまたその子どもたちが、ふるさとであるこの場所へ帰ってくる。そんな循環が生まれることがとても幸せ」と話します。
番組パーソナリティを務める姫路市の清元秀泰市長は、「古くから日本では、人を思いやる気持ちを大切にしてきたはずなのに、いつのまにか自分さえよければ良いという考え方が広まっている気がする。エストレラという法人があるおかげで姫路の心が豊かになっていると考えられる」とコメントしました。
樽本さんは「これからは共生の時代。健常者も障がいのある方も共に生きていく、ユニバーサルな社会を目指していきたい」と未来への展望を語って締めくくりました。
※ラジオ関西『ヒメトピ558』2024年8月2日、9日、16日放送回より