そして、▼退職金カット、▼公用車センチュリーの廃止、▼県庁舎の建て替えの凍結のほか、▼県の貯金にあたる財政基金残高は、阪神・淡路大震災以来、30年ぶりに100億円を超えて130億円にのぼった実績を語った。
しかし、「斎藤元彦という政治家に欠点や間違ったことがあったかも知れない。未熟なところもあった。結果として混乱を招いたことは、私に責任がある。これらをしっかり受け止めていく。相当厳しい選挙戦になる」とした。
斎藤知事は東京大学卒業後の2002(平成14)年に総務省に入省。大阪府財政課長を経て2021年7月、自民党と日本維新の会の推薦を受けて兵庫県知事選に立候補し、約86万票を得て初当選した。任期は2025年7月までだった。
■知事選投開票は11月10,17日で調整か
兵庫県選挙管理委員会によると、知事選の投開票日は11月10日か17日を想定。
9月30日に開かれる委員会の会合で決定する見込み。
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■自民「自ら辞職すべきだった」厳しい指摘
斎藤知事が議会を解散せず、失職を判断したことについて、県議会最大会派・自民党の北野実幹事長は、「議会を解散する大義はまったくないので、議会のことをしっかり考えての結論ということは受け止めた」と述べた。