夏から秋にかけて旬を迎える魚イボダイ。エボダイやボウゼ・シズ・アゴナシなど、日本各地で様々な呼び名がある。関西の一部では「ウオゼ」と呼ばれて親しまれており、神戸市須磨区にある産直市場「ナナファーム須磨」には垂水や淡路島の漁港で水揚げされたものが並ぶ。
銀白色のうろこでおおわれているウオゼ。見た目はキラキラしており、体表からヌメリ成分を出すのが特徴。触るとヌルヌルするが、このヌメリが多いほど新鮮な証拠なのだそう。
同市場の担当者いわく、この時季はウオゼを求める来店客が増えてきているとのこと。「小さなサイズは南蛮漬けや唐揚げにして、スダチをぎゅっと絞って。サイズが大きいものは煮付けが最適です。ショウガを効かせた薄味に仕上げるのがベターです。身離れがよくてきれいに食べられますよ」と、おすすめの食べ方も紹介。
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ほどよい脂のりであっさりと食べられるだけでなく、どんな調理法にも対応する、懐の深い魚・ウオゼ。旬のこの時期、食卓に出してみるといいかもしれない。
※ラジオ関西『Clip月曜日』9月23日放送回より。
■ナナ・ファーム須磨
兵庫県神戸市須磨区外浜町4-1-1
電話 078-733-7722
※店舗ごとに営業時間や定休日が異なるため、詳しくはナナ・ファーム須磨公式サイトを参照。