さて、お次は、お母さんが白い割烹着を着てアクリル毛糸のたわしで茶碗を洗っていそうな台所です。
台所の窓には、うねうねした曲線のなかに、ところどころリーフ模様が入ったガラスが。これは、「つた」というデザインです。
バットにグローブを差した“野球セット”が傘立てに置いてありそうな玄関の扉には、葉っぱがかわいらしくあしらわれた「みどり」という名前のガラスがありました。
2階には、名所や観光地のペナントがたくさん貼られていそうな書斎が。窓には、星が輝いているような模様の「銀河」と、輝き方が少し違う「夜空」のガラスが使われています。
いまとなってはあまり見かけることがなくなった、レトロな型板ガラスに包まれた家にいますと、まるでタイムスリップをしているような感覚に。昭和のにぎやかな生活が見えてくるようでした。
※ラジオ関西『バズろぅ!』2024年10月5日放送回より
(『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)