《2024兵庫県知事選》元経産官僚・中村稔氏、自民の支援受けず「閉塞感打ち破る」兵庫県出向経験も | ラジトピ ラジオ関西トピックス

《2024兵庫県知事選》元経産官僚・中村稔氏、自民の支援受けず「閉塞感打ち破る」兵庫県出向経験も

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 斎藤元彦・前兵庫県知事(46)の失職に伴う知事選挙をめぐり、経済産業省出身で兵庫県立大学客員教授の中村稔氏(62)が無所属での立候補を表明した。

兵庫県知事選への出馬を表明する中村稔氏〈2024年10月9日 神戸市中央区・兵庫県庁〉

 中村氏は県議会最大会派の自民党に支援を求めていたが、会派内で意見が割れ見送られた。
 その際、「(兵庫県知事は)また元官僚でいいのか」という声もあったという。

 中村氏は広島市で生まれ育ち、灘中学校(神戸市)への進学のため12歳からひとりで神戸に住み、ざまざまな人の温かさを知った。
 そのうえで、「自民党の支援を受けず、地盤はないが、第2の故郷への恩返しをしたい」と話した。

 さらに財政面について、「税収を増やすには、県が経済発展させなければ成り立たない」とした。

 斎藤前知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題は、告発者探しや処分の先行など、公益通報に対する対応のあり方が問われた。

兵庫県での出向期間を終え、手渡された「中村稔語録」。“迷った時は、困難なほうをやりなさい”など含蓄のある言葉を部下がまとめた

 中村氏は「調査中なので論評は避けるが、人事は慎重にやるべきだ。2人が亡くなった事実は極めて残念。客観性のある調査と事実解明を願う」と述べた。

 一連の文書問題は県政の混乱と停滞を招いたとされ、「閉塞感を打ち破りたい」とも話した。

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