1993年から1996年まで在ポーランド日本国大使館一等書記官としてワルシャワに駐在し、東西ドイツ統一後の東欧の変容を肌で感じた。
今の兵庫県政についても、「ベルリンの壁のように。県民と一緒になって打ち破りたい。よどんな空気を入れ替える」と話した。
中村氏は広島市出身。灘中学校・高等学校を経て東京大学法学部を卒業し、1986年に旧通産省に入省。2006年から3年間、兵庫県に出向して産業振興局長や産業労働部長を務めた。2020年に経済産業省を退官し、パソナグループ顧問を務めた。現在はNPO法人・新共創産業技術支援機構の理事長などを務めている。
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兵庫県知事選には、中村氏のほかに、失職した前知事・斎藤元彦氏(46)、前兵庫県尼崎市長・稲村和美氏(51)、参議院議員・清水貴之氏(50)、日本共産党推薦の医師・大沢芳清氏(61)、元同県加西市長・中川暢三氏(68)、レコード会社経営の福本繁幸氏(58)が立候補する見込み(10月16日現在)。