この他、長時間露光や多重撮影で時間を封じ込めた写真作品や、影も作品の一部ととらえた造形作品、フィルムをつなぎ合わせたり、16ミリフィルムのひとコマひとコマに穴をあけた映像作品、そして「具体」と出会った高校生の頃の作品など、今井の作家活動60年の軌跡を紹介する。
大槻学芸員は「表現するメディアは変わっても、時間や空間、現象など、今井さん自身が関心を持つもの、その根底は変わっていない。今井さんは『まずはやってみる』。その行為が作品となっている。その姿勢を多くの人に見ていただきたい」と話す。
■特別展「今井祝雄 -長い未来をひきつれて」
会期 2024年9月14日(土)~11月17日(日)
会場 芦屋市立美術博物館(芦屋市伊勢町12-25)
休館日 月曜日
※ただし、11月4日(月・振休)は開館。翌11月5日(火)は休館
※11月9日(土)、10日(日)は、「ART MARKET あしやつくるば2024秋」開催のため観覧無料