“巨大ヤマセミ”が強烈な印象を放つ 「森の芸術祭 晴れの国・岡山」 見どころを紹介 【鏡野町】 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

“巨大ヤマセミ”が強烈な印象を放つ 「森の芸術祭 晴れの国・岡山」 見どころを紹介 【鏡野町】

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 津山市・高梁市・新見市・真庭市・美作市・新庄村・鏡野町・勝央町・奈義町・西粟倉村・久米南町・美咲町という、12の市町村で構成された岡山県北エリア。そこで開催されている「森の芸術祭 晴れの国・岡山」(11月24日まで)に人々の注目が集まっている。

 その中で今回フォーカスしたのは鏡野町。鳥取県と接する自然豊かな町には、印象的な巨大モニュメントが設置された。台湾出身の美術家であるジェンチョン・リョウ氏の作品『山に響くこだま』だ。

山に響くこだま(ヤマセミのモニュメント) ジェンチョン・リョウ氏の作品

 芸術祭の第1号作品として鏡野町奥津振興センターに現れたこの作品は、町の鳥として親しまれている「ヤマセミ」がモチーフとなっている。高さ約6.5メートルもの巨大な姿の内部は空洞になっており、高さ約1.5メートルの鏡野町産「コブシ」が植栽されているそう。作品は芸術祭終了後も残され、木の成長と共に外観の変化も楽しめるという。このほかにも、西日本有数の紅葉の名所として知られる「名勝奥津渓」には、自然と一体となった立石従寛氏の作品も鎮座する。

 その他に「第6回OKUTSU芸術祭」も開催中(12月1日まで)。ミレーやコロー、ルソーなど近世フランス絵画を産んだバルビゾン派の作品を中心に展示する「山田養蜂場ギャラリー特別公開」や、津山市出身のガラス作家・中原司氏の造形作品を見ることができる「妖精の森ガラス美術館企画展」など、清流と温泉の郷で名を馳せる同町の奥津エリアを数々のアートが彩る。

名勝奥津渓

 10月26日からは幻想的な夜もみじをめでる「奥津渓ライトアップ」がスタート。11月2日には「奥津もみじ祭り」を開催予定だ。

名勝奥津渓ライトアップ

 森の芸術祭に関連した企画も用意されている。

◾︎ 森の芸術祭限定ツアー
 案内人が付いたE-BIKEやトレッキングのツアーを用意。鏡野町の自然を満喫できる。

◾︎森の芸術祭限定グルメ
 奥津振興センター敷地内にある古民家カフェにて「鏡野シャインと紅茶のニコパフェ」を販売。

鏡野シャインと紅茶のニコパフェ

☆☆☆☆

 この秋は、岡山県北エリアでさまざまなアートに出会えそうだ。

※ラジオ関西「金曜Clip」 2024年9月27日放送回「岡山県北 美の国Clip」より

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