日本初公開品多数! “奇跡”の印肉容器など、中国の「国宝級」陶磁を披露 大阪市立東洋陶磁美術館 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

日本初公開品多数! “奇跡”の印肉容器など、中国の「国宝級」陶磁を披露 大阪市立東洋陶磁美術館

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青花雲龍文梅瓶(「春壽」銘)明時代・洪武(1368-1398)/景徳鎮窯 高36.6cm、径20.4cm大阪市立東洋陶磁美術館(東畑謙三氏寄贈)[左]と青花雲龍文梅瓶(「春壽」銘)明時代・洪武(1368-1398)/景徳鎮窯 高37.0cm、径cm 20.4cm上海博物館[右]

 ロビーでは、東洋陶磁美術館に新しく収蔵された清朝第6代皇帝・乾隆帝による書『乾隆帝筆《松霞室(しょうかしつ)》』(1776年)を初公開。横には、豊臣秀次伝来とされる黒紬茶碗の最高級品『国宝 油滴天目茶碗(ゆてきてんもくちゃわん)』(南宋時代・12-13世紀/建窯 同美術館[住友グループ寄贈/安宅コレクション])も並ぶ。

乾隆帝筆《松霞室》清時代・乾隆41年(1776)紙本墨書横167.2cm×縦29.0cm大阪市立東洋陶磁美術館(元岡増子氏寄贈)※特別展示展示期間:10月19日(土)〜12月27日(金)

国宝油滴天目茶碗 南宋時代・12-13世紀/建窯 高7.5cm、口径12.2cm大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション)写真:六田知弘※特別展示

 開幕記者発表会には、上海博物館や中国駐大阪総領事館の関係者らも出席。守屋雅史・大阪市立東洋陶磁美術館館長は「両館の作品を展観することで、それぞれが競い合い、高め合える。中国における陶磁文化の広がりや美しさ、奥深さを見てもらえるのでは」と話した。

開幕記者発表であいさつする守屋雅史・大阪市立東洋陶磁美術館館長(中央)と上海博物館、中国駐大阪総領事館の関係者ら
併設カフェの期間限定スペシャルメニュー。三彩の色合いを杏仁豆腐、大粒マンゴー、マンゴーソース、キウイソースで表現したスイーツ「三彩貼花宝相華文」(右)など

◆大阪市・上海市友好都市提携50周年記念特別展「中国陶磁・至宝の競艶―上海博物館✕大阪市立東洋陶磁美術館」

会場 大阪市立東洋陶磁美術館
 (〒530-0005 大阪市北区中之島1-1-26)

会期 2024年10月19日(土)~2025年3月30日(日)

休館日 月曜日と1月14日、2月25日(いすれも火曜)、年末年始(12月28日~1月4日)※11月4日、1月13日、2月24日(いずれも月曜)は開館

開館時間 9:30~17:00
 ※12月20日(金)・21日(土)は19:00まで(いずれの日も入館は閉館の30分前まで)

入館料(税込) 一般1800円、高大生800円

問い合わせ 大阪市立東洋陶磁美術館 06-6223-0055

大阪市立東洋陶磁美術館 HP

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