ロビーでは、東洋陶磁美術館に新しく収蔵された清朝第6代皇帝・乾隆帝による書『乾隆帝筆《松霞室(しょうかしつ)》』(1776年)を初公開。横には、豊臣秀次伝来とされる黒紬茶碗の最高級品『国宝 油滴天目茶碗(ゆてきてんもくちゃわん)』(南宋時代・12-13世紀/建窯 同美術館[住友グループ寄贈/安宅コレクション])も並ぶ。
開幕記者発表会には、上海博物館や中国駐大阪総領事館の関係者らも出席。守屋雅史・大阪市立東洋陶磁美術館館長は「両館の作品を展観することで、それぞれが競い合い、高め合える。中国における陶磁文化の広がりや美しさ、奥深さを見てもらえるのでは」と話した。
◆大阪市・上海市友好都市提携50周年記念特別展「中国陶磁・至宝の競艶―上海博物館✕大阪市立東洋陶磁美術館」
会場 大阪市立東洋陶磁美術館
(〒530-0005 大阪市北区中之島1-1-26)
会期 2024年10月19日(土)~2025年3月30日(日)
休館日 月曜日と1月14日、2月25日(いすれも火曜)、年末年始(12月28日~1月4日)※11月4日、1月13日、2月24日(いずれも月曜)は開館
開館時間 9:30~17:00
※12月20日(金)・21日(土)は19:00まで(いずれの日も入館は閉館の30分前まで)
入館料(税込) 一般1800円、高大生800円
問い合わせ 大阪市立東洋陶磁美術館 06-6223-0055