現在までの寄付金総額は、1億800万ドル以上にのぼり、“命を救う”ための世界的な研究や教育、医療サービスに活用されている。
日本人女性のがんで最も罹患数が多い乳がん。その確率は9人に1人とされているが、早期発見できれば完治する望みがあるという。
このと、ELCが日本で展開するピンクリボン運動は、2000年の東京タワーを皮切りに、毎年各地のランドマークでピンクイルミネーションを行い、今年(2024年)で25年目。
「他人への思いやり」としてのシンボルに、との思いを込め、今年も、東京タワーや東京スカイツリーでもライトアップを開催した。
このほか、乳がんの研究をおこなう一般社団法人JBCRG(Japan Breast Cancer Research Group)とパートナーシップを組み、医療研究はもちろん、患者の家族のケアをサポートしている。
清水寺でドローンショーとライトアップを同時に行う初の試みに、ELCは「清水寺は日本を代表する世界文化遺産。歴史的な建造物のすぐそばで、ピンクリボンなどが夜空を彩るメッセージ性が高い」としている。
ELCの日本法人にあたるELCジャパン合同会社・ジェームズ・アクィリナ社長は、ラジオ関西の取材に対し、「私たちは美の力が多くの人々にポジティブな機会を生み出すと信じている。乳がん撲滅への活動に終わりはない。今もなお、多くの人が乳がんで苦しんでいる。『早期発見』を促すためにも、認知度向上が必須。私たちはこのほか、サステナビリティ(持続可能性)の促進や、ジェンダーの多様性も訴えたい」と抱負を語った。
■エスティローダー・清水寺共催 初のドローンショー・空撮映像 ※映像提供・ELCジャパン