日常生活での小さな絶望といえば、なにを思い浮かべますか? 実はいま、SNSを中心に誰もが体験したことがある“小さい絶望のぬいぐるみ”が話題を集めています。
X(旧:Twitter)に投稿されたのは、「上手に割れなかった割り箸」「かばんの底で潰れてしまったおにぎり」「カラの入った卵」などの小さな絶望を表現したぬいぐるみの数々。「あるある過ぎるし、かわいい」「センスが抜群!」などのコメントとともに、約8.1万件もの“いいね”を記録しています。
「小さい絶望のぬいぐるみ」が生まれたきっかけや反響について、制作者のまこすんさんに話を聞きました。
――「小さい絶望のぬいぐるみ」を作ったきっかけは?
【まこすんさん】 日常で、落ち込むわけではないけれど小さい絶望を感じる瞬間は、たくさんあると思います。その出来事をフワフワのぬいぐるみにすることで、思い出してほっこりしたり笑ってもらえるように、願いを込めて制作を始めました。
――なぜ「小さい絶望のぬいぐるみ」という名前にした?
【まこすんさん】「箸をわるのに失敗した」「潰れたおにぎりがカバンの底から出てきた」など、落ち込むわけではないけれど少しだけショックな出来事を「小さい絶望」と名づけました。
――ぬいぐるみは何種類ある?
【まこすんさん】 現在、30種類あります。1番はじめに制作したのは、「割るのに失敗した割り箸」でした。いまでは、「画面がバキバキになったスマホ」「泡が多すぎるビール」「スプーンで跳ね返った水」など、30種類があります。