ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとインスタグラマーのウラリエが金曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-金午後1時~)で、「私のバイブル」というテーマでメールを募った。
“バイブル”をテーマとしつつも、本だけでなく、自身の生き方に影響を与えたモノを幅広く募集した。
サマンサは、中学生のときに出会った映画『天使にラブ・ソングを2』に影響を受けたそうで、この作品をきっかけにアメリカの学校に通うことを決意したという。
作中に登場する楽曲のなかでも、特に『Joyful, Joyful』がお気に入りで、ドラァグクイーンのショータイムでも使用しているそうで、同楽曲への思いをこのように語った。
「この歌が流れる前に、『ローブを脱いで好きな服でステージに出なさい』というシーンがある。“自分らしさを大事にしなさい”と(いうメッセージが)感じとれた1曲で、元気をもらえるので今でもたまに聴いている」(サマンサ)
一方のウラリエは、クララ・ブラン著「フランス人だけが知っている『我慢』しない生き方」(KADOKAWA)を挙げたものの、「タイトルにひかれて買ったんですけど、1回も読まずに終わってます」というまさかの発言。サマンサは、「全然あかんがな。今日なにしに来たん?」とあきれ顔だった。
20歳のときに聴いた楽曲、KAN『愛は勝つ』をバイブルに挙げたリスナー。あるイベントで初めてKANを見てからファンになり、以来、毎年なにかしらのコンサートでKANを見に行っていたという。同曲については、「どんなときでも勇気と元気をくれて、『これから頑張ろう』と思える曲」と説明した。
このメッセージを読んだサマンサは、「(KANさんは)さまざまな影響を与えるようなメロディを生み出した方。亡くなってしまったけど、楽曲は生き続ける」とコメントを残した。
「備えあれば憂いなし」という格言がバイブルだというリスナーからもメッセージが寄せられた。
就職先で上司が病気になり、退職を余儀なくされたのを目撃したリスナーは、たとえ病気になっても食べていけるすべを確保するために、会社帰りや日曜日に不動産の講座に通った。そして、35歳でマンションの経営に乗り出し、今に至るのだという。
その間に病気や事故にも遭ったが、生活費を心配することなく暮らすことができたそうで、サマンサは「人生観を変えた格言があるなんてすごい」と感慨深げにうなずいていた。