“見えぬもの”をクリエイティブの力でつなぎ、人と企業の出会いをサポート 神戸のデザイン会社の思い | ラジトピ ラジオ関西トピックス

“見えぬもの”をクリエイティブの力でつなぎ、人と企業の出会いをサポート 神戸のデザイン会社の思い

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 ICT・ロボット、健康・医療、空飛ぶクルマ・ドローンなど最先端の技術が集まる「国際フロンティア産業メッセ」。西日本最大級の産業総合展示会として、今年9月に神戸市内で開かれた。その中での「こうべしんきんビジネスメッセ2024」には様々な兵庫・神戸の企業が出展。

 今シリーズでは、メッセを通じて発信された各企業の独自技術やサービスを全22回にわたって紹介する。第20回はデザインや商品、サービスのブランディングを手がける株式会社ジャム・デザイン(神戸市中央区)。

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 元々デザイナーをしていた社長が設立し、来年で35年を迎える同社。ポスターやチラシ、カタログなど多岐にわたって手がけ“デザイン”と言われるものは全て請け負っている。「昔はグラフィック系のものが多かったのですが、サイトにどんどん移行して最近ではPR動画やinstagramなどSNS関連の依頼も多いです」と話すのは生木敬子さん。

「消費者がいろんなものを見て情報収集する時代。ターゲットに沿ってどんな媒体で訴求していけばいいのか戦略を練って提案することが多い」と生木さんは語る。

株式会社ジャム・デザイン(神戸市中央区)の生木敬子さん
株式会社ジャム・デザイン(神戸市中央区)の生木敬子さん

「我々の属するデザイン業界は『ブラック』と言われることが結構多い(笑)。ですが、チームで作り上げたり、お客様に寄り添って一緒に問題を解決するところがとてもおもしろいんです。モノづくりひとつとっても様々な業界があるので、なかなか知れないような業界を見せていただくのがすごく楽しいです」と、笑顔を見せた。

 ビジネスメッセでは、最近要望が多い採用関係をメインにブースを展開。新卒や中途、インターン生の募集で困っている声をよく聞くため、そこに特化したものにしたそうだ。

株式会社ジャム・デザイン(神戸市中央区)のブース
株式会社ジャム・デザイン(神戸市中央区)のブース

 生木さんの名刺には「播州弁と関西弁のバイリンガル」といった文字が踊る。初対面の場合に緊張している人も多いので、少しでも話しやすい話題を提供できるようにと入れているのだそう。生木さんは「見えるものに対して行うものが『デザイン』と思われがちですが、コミュニケーションの手段として何かをフックにすることもデザインだと思います」と持論を述べていた。

※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2024年10月9日放送回より
※記事に記載の回数は放送順です。記事の公開は順番が前後する場合があります。

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