兵庫県姫路市にある「姫路大学」は、看護学部と教育学部を備え、大学としては日本ではまだ珍しい通信教育課程で学ぶことができます。
同大学教育学部助教の渡邉君佳さんも通信教育課程に携わる一人です。相愛大学大学院を修了した渡邉さんは、相愛大学大学在学中にドイツのフライブルク音楽大学へ留学した経験を持ちます。
その豊富な学習経験を生かし、大学院修了後は高等学校・専門学校で音楽・ピアノを指導。今年度、姫路大学教育学部助教に着任しました。現在「ピアノ基礎演習」「音楽」「芸術論」などの授業を担当し、学生それぞれのスキルや個性に合わせた個別レッスンも行って学びをサポートしています。
渡邉さんは、通信教育課程では音楽理論や、保育に関係する音楽の知識・技術を身につけるための授業を受け持っています。「通信のピアノ科目はスクーリング(対面)で実施されますが、皆さんとても熱心に授業を受けられている印象」と話す渡邉さん。「『音楽を学びたい』という同じ目的をもった仲間との出会いは、通信教育のスクーリング(対面授業)ならではの良さかと思います」と語ります。
対面・通信の2つの選択肢がある同大学では、実際に大学の雰囲気を体感できる機会として、初夏から秋口にかけてのオープンキャンパスに加え、秋には大学祭「のじぎく祭」でも一般の人を迎え入れています。
今年ののじぎく祭は11月23日(土・祝)と24日(日)の2日間開催されます。ゲストとして、地元姫路市出身のYouTubeシンガーの「なすお☆」さん(23日のみ)、関西生まれのパフォーマンス団体「さくらサーカスを」から2組のアーティスト(24日のみ)が登場。さらに、消防フェアや軽音楽部の演奏、縁日コーナーなども予定されています。
のじぎく祭では併せて「教育フェア」も実施されます。教育学部の学生や教員が中心となり、今年度は「親子遊び」「保健室の楽しい掲示板」「mikkeおしゃべり会 不登校支援から見えたこと」「子どもわくわくプログラミング体験」の4ブースを出展。学生や教員と身近に接することができます。渡邉さんは「楽しいイベントに加えて、学びも得ることができる充実した内容になっていますので、ぜひご参加ください」と呼びかけました。