ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとインスタグラマーのウラリエが金曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-金午後1時~)で、「子どものころの忘れられない思い出」というテーマでメールを募った。
昭和50年代生まれのリスナーからは、小学6年生のころの思い出にまつわるメールが届いた。
当時、尾崎豊にハマっていたリスナーは、テレビ放送されたコンサートの音声をラジカセに録音していた。録音中、部屋に入ってきた父親が「お、ロックか? エレキか?」などと話しかけてきたため、「シーッ!」と必死に黙らせようとするもどこ吹く風。おまけに鼻歌を歌いながらトイレで用を足し、ジャーッ! と勢いよく流したという。
「せっかくの録音が台なしになり落ち込んだ」というメッセージを読んだサマンサは、「私より少し上の世代だけど、テレビの音声を録音してそれを編集して車で聴いたりしていた」と当時を懐かしんでいた。
子どものころ、普段はフサフサな父の髪の毛が寝るときにはなくなっていることが不思議だったという、サマンサ。小学生のときに友人から「それはヅラやね」と言われたため、母に「お父さんってヅラなん?」と尋ねたところ「パパがかぶってるのはお帽子よ」と言われ、衝撃を受けたのだとか。
その後、サマンサが大人になってから家族でホノルルに旅行中、父が体調不良で倒れて救急車に乗らなければならない事態に。
救急隊員から「言っておくことはないですか」と尋ねられたタイミングで、母から「お父さんヅラって言いや」とささやかれたサマンサ。「My dad is wearing wig(私の父はヅラをかぶっています)」と伝えたところ、隊員からは「Yes, we know(わかってるよ)」と言われたそうで、笑いまじりに当時を振り返った。
さらに、「ドラァグクイーンの先輩のナジャ・グランディーバさんに『たぶん、あんたがかぶってるヅラよりお父さんのほうが高級やで』と言われた」ことも明かし、笑いを誘った。
リスナーからは、「小さいとき、『子どもが数の子を食べたらアホになるから食べたらアカンで』と母に言われ、その言葉を信じて絶対に食べませんでした」というメッセージも寄せられた。
中学2年生になり、この件を友人に話したところ「そんなわけないやん!」と言われ、初めてだまされていたことに気づいたという。
「家に帰って抗議すると、『やっと気づいたんかいな。もっとはよ気づかなアカンで〜』とヘラヘラ笑っている母を見て、マジでグレてやろうかと思いました」と続いたメッセージに、サマンサは「高価なものを食べさせるわけにはいかんかったんかな」と推理していた。