

本堂東側の書院では、「床もみじ」のような反射した紅葉を撮影することができ、絶好のフォトスポットとなっている。


長野県の60代の男性は、「少し遅めの紅葉もいい。確かに気候変動の影響があるのかも知れないが、私たちはこうして“四季”を感じる。紅葉を見ると年の暮れを実感する。新しい年は争いのない世界に」と話した。

応聖寺の茶室「不動庵」では茶会も催された。
茶室には昨年、学問の神として知られる菅原道真の神号『南無天満自在大天神』と書かれた掛軸がお目見えした。

江戸時代前期のものとみられ、後陽成天皇の第六皇子で、第171、174、178世天台座主・堯然法親王(ぎょうねん・ほっしんのう)の筆とされる。應聖寺の所蔵品として大事に保管されていた。


堯然法親王は、京都の三十三間堂を管理する京都五箇室門跡のひとつ、妙法院で住職も務めた。
菅原道真を祀る北野天満宮は、明治維新まで五箇室門跡の曼殊院の住職が別当(管理・監督する役目)をつかさどっていた。





