伊藤さんによると、決勝はラジオで生放送され、会場入場者とラジオリスナーの投票で優勝者を決める。「賞金も全部お客様からの投げ銭で成り立ちます。決勝ウィークに来ていただいて、若手の落語家さんを推す気持ちでちょっとずつでも入れていただけると、優勝者の励みになります。第1回はこの仕組みで優勝賞金が109万円になりました」(伊藤さん)
アナウンサーとして、スタッフに支えてもらいつつパフォーマンスしていたという伊藤さん。同施設の支配人を受けたのは、「落語を教えてもらった神戸の町にできた落語の小屋。“運命”というとちょっと大げさかもしれないですけど、少しでも力になれるのであればとお手伝いしている」とのこと。「落語家さんがいい落語をされたときにはなんとも言えずいい顔をされて、お客さんもいい顔に。60歳を超えて“下支え”の仕事は大変ですが、支えることの楽しさをすごく感じています」と笑顔だった。
※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』より






