重要無形民俗文化財「横仙歌舞伎」 江戸時代からある伝統芸能を今なお繋ぎ継ぐ 岡山県・奈義町 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

重要無形民俗文化財「横仙歌舞伎」 江戸時代からある伝統芸能を今なお繋ぎ継ぐ 岡山県・奈義町

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「地下芝居」「農村歌舞伎」という伝統芸能は日本各地に残っているが、岡山県の奈義町にも「横仙歌舞伎」(県重要無形民俗文化財)といわれるものがある。

「令和6年度横仙歌舞伎大公演」より

 かつて横仙地方と呼ばれていた同エリアでは、当時の農村の数少ない娯楽として人気だったようだ。

 江戸時代後期から伝わるこの芸能は、地元の団体を中心に今なお受け継がれ活動が続けられている。

「令和6年度横仙歌舞伎大公演」より

 歌舞伎は基本的に男性のみが演じる芝居だが、横仙歌舞伎は昔から老若男女問わず参加できるのが特徴だという。

 地下芝居や農村歌舞伎では同じ話でも地域によって演出や振り付けが違う場合があり、この違いを見比べるのも楽しみの一つだそう。横仙歌舞伎でも独自の振り付けや内容、また、奈義町だけの話もあるのだとか。

 横仙歌舞伎は1976年(昭和51)に岡山県の重要無形民俗文化財に指定されている。年間4回の定期公演があり鑑賞できる機会も多い。今後も後世まで残り続けて欲しい「日本の美しい文化」だと、地元の人々は口にしていた。

「令和6年度横仙歌舞伎大公演」より

※ラジオ関西「金曜Clip」 2024年11月22日放送回より

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