俳優の大谷亮平さんが、神戸で行われたウォーキングシューズブランドの新店舗オープンイベントに出席。ウォーキングに関する秘話や靴へのこだわりなどを明かしました。
ドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBSテレビ)や、高校ラグビーのハイライト番組で共演した間柄でもあるラグビー元日本代表キャプテンの廣瀬俊朗さんとともに、6日にオープンした「ASICS WALKING(アシックスウォーキング)三宮中央通り」(神戸市三宮町2丁目)のプレス発表会とテープカットセレモニーに参加。男性ビジネスパーソン向けのドレスシューズを華麗に着こなしながら登場した大谷さん。
今回、ウォーキングシューズブランドのイベントということで、「歩く」ことへのこだわりを聞かれると、「目的なく歩くことが多い」という大谷さんは、かつて生活をしていた思い出の地・韓国に、プライベートで旅行で行ったとき、「5時間くらい」にわたってまちを歩きまわった秘話を披露。
「自分が生活したところ全部歩いて、1回だけちょっと腹減ったので食堂に入っただけで、結局5~6時間。やりすぎたんで、次の日は動けなくなったが(苦笑)、それくらい街を歩いて、当時の自分を振り返ったりした」という大谷さんは、「歩いているだけで新しい発見があったり、気分がまぎれたりする。気持ちの整理という意味でも歩くことは多い」と、散歩の醍醐味を語っていました。
一方、靴へのこだわりについて問われた際、「全身の皮が薄めなので、すぐ靴擦れを起こしたり、前の部分がいつもむけて血だらけになったり、足に関しては敏感」という大谷さんは、「普段は見た目のデザインより、いかに靴擦れしないかが基準」とのこと。
今回着用したシューズが、見た目だけでなく機能性も合わせ持っていることに感激の様子で、「自分が履きなれてない皮靴やスーツを着たりしたとき、ちょっとあわないなということが多いが、いま、軽さと歩きやすさに驚いている。ドラマなどの現場にぜひ入れてほしい!」と要望していました。
【「歩くこと」を一字で表すと……】
〇大谷亮平さん=「基本」
「僕はスポーツをやっていたというのもありますが、すべてのスポーツは歩くことから始まって、いろんな動作に移っていったというのがあるので。また、生活するうえでも、健康面でも(歩くことの意義は)大きい。普段、当たり前のように歩いていますが、歳を重ねるにつれて腰や足首を痛めたりすると、歩けなくなるときがある。それに、スポーツを頑張っているとけがはつきもの。そのとき、歩くことの大切さや、歩くことからいろんなことが始まるのを、ものすごく体感したというか。そこから(けがが癒えて)歩けたときは、原点に戻れたうれしさをものすごく実感します。歩くことは健康上での基本であり、そこを大切にしないといけないし、バロメーターにしないといけない。歩けないときくらいはしっかり休みましょうと、しっかり言い聞かせるようにしています」
〇廣瀬俊朗さん=「歩み」
「そのままやんと言われるかもしれませんが、“歩み”という形で、歩き始めたり、何かをし始めたりして、(歩くことで)どこか行きたいところに向かっていけるのかなと思うし、その一歩目ということで。歩き出すと、楽しくなってやれることもありますから。今の現代社会、(スマホなどで)デジタルを“ペロン”をとやっていますが、心と身体をともなってやっていくことがまずは大事で、だからこそ「歩みましょう、歩きましょう」と。そのあとに何か生まれてくるかもしれないし、そういう発想も必要。その一歩目が『歩く』。何も考えずアクションしていこう、歩いていこうということで、この言葉を選びました」