ヴィッセルに続け!WEリーグ杯決勝進出のINAC神戸 元代表は得点パターンを評価 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ヴィッセルに続け!WEリーグ杯決勝進出のINAC神戸 元代表は得点パターンを評価

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 女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサは、8日に行われた「2024-25 WEリーグ クラシエカップ」準決勝でアルビレックス新潟レディースに1-0と勝利し、WEリーグカップ戦初の決勝進出を果たしました。9日放送のラジオ関西の番組で、元なでしこジャパン(日本女子代表)の川上直子氏が、この一戦について感想を述べました。

 今秋、長崎にできたピーススタジアム(PEACE STADIUM Connected by SoftBank)で開催された準決勝の2試合。その第2試合に登場したINAC神戸は、59分(後半11分)にDF守屋都弥選手が先制点を記録。この1点を最後まで守り抜き、ファイナルへの切符をつかみました。

ゴールを決めたINAC神戸DF守屋都弥選手(写真提供:WEリーグ)

 直前に行われた第1試合が延長戦に入り、あわやPK戦かというところまでもつれ、その余韻が冷めやらぬうちに始まった第2試合。川上氏はINAC神戸、新潟の両チームの選手たちの精神状態を気にかけていたそう。

「延長までもつれた接戦のあとの試合なので、(こういうときは試合に)入り切れないというか、『どうだったかな』『どっちが勝ったかな』など、選手たちも(直前の試合が)気になるところ。そのなかでいかに冷静に集中しながら試合に入っていけるかを見ていた」(川上氏)

 それでも、両者は序盤から引き締まった好ゲームを展開。「INAC神戸は前半からうまくボールを左右に動かし、相手を走らせていた。一方のアルビは、リーグ戦で0-3と負けているので、けっこうディフェンシブに入ってきたが、序盤にはチャンスも作っていた」。

 拮抗した試合でINAC神戸に流れが傾いた要因については、「途中出場の水野蕗奈選手の左からの突破が素晴らしく、後半、すごくINACペースに持っていった」と、チームを勢いづけたドリブラーを高評価。さらに、「成宮唯選手も90分間どこにでも顔を出しているのは健在だったし、守備陣も失点ゼロで抑えた」と、ハードワークを続けてクリーンシートを達成したチームを称えていました。

 ゴールシーンは、左サイドバックの井手ひなた選手が的確なクロスフィードをゴール前に送り込むと、ターゲットになっていた長身FWカルロタ・スアレス選手が相手をひきつけ、その裏に入り込んでいた右サイドバックの守屋選手が技ありバックヘッドで得点を決めたというもの。

 川上氏は、「スアレス選手が身長があり相手も警戒するなか、そこでつぶれた後ろにちょうど(ボールが)流れてきた。あのシーンは、守屋選手も手をあげてあそこに入っていった。チームとしてしっかりとした形でとった得点だったかなと思う」と、INAC神戸の攻撃パターンを評価しました。

 終盤には、新潟にも決定機が訪れましたが、MF滝川結女選手のシュートはクロスバー直撃、そのこぼれ球に反応したFW児野楓香選手の左ダイレクトシュートもゴールポストに阻まれるなど、運にも恵まれず。

 このシーンについては、「跳ね返ったボールがINAC神戸DF三宅史織選手の正面にきたので、三宅選手は冷静に対応できたと思う。あれがちょっとでもずれていたら、足をあげて(クリアしようとして)オウンゴールもあり得た」と、川上氏は解説していました。

サポーターと勝利を喜ぶINAC神戸の選手とスタッフ(写真提供:WEリーグ)
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カンピオーネ!レオネッサ!! | ラジオ関西 | 2024/12/09/月 18:30-19:00

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