SNS大バズリ!奇跡の地方競馬「ラーメン実況」 担当アナが明かす伝説的レース&超話題フレーズ裏話 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

SNS大バズリ!奇跡の地方競馬「ラーメン実況」 担当アナが明かす伝説的レース&超話題フレーズ裏話

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――どんな準備をしましたか?

【三宅アナ】 レースはどうなるか分からないし、ラーとメンが全然違うところを走っているのに、無理矢理くっつけてしゃべるのもおかしな話。普通のレースの実況をするのが大前提で、近くにいたり、ゴール前で接戦になったりしたら、“ラーメン”を連想させるようなフレーズを入れようかなと。

普段から心がけているんですけど、準備はしすぎないというか……漠然とは考えているけど「絶対にこれ」みたいなものはなかったです。

――「ラー」と「メン」の意味は?

【三宅アナ】 ラーは(エジプト神話の)太陽神。メンは「面」でラーメンの「麺」ではありません。本来の「ラーメン」ではないのですが、たまたまおもしろい形になりました。

イントネーションも、ラーメンの「麺」なら「メ\ン」(「メ」が高く「ン」で下がる)ですが、「つら」の方なので「メン ̄」(平板)。間違って「メ\ン」と言ってしまわないように、という意識もありました。

2頭が競り合う形になって、ファンの方も期待しているだろうし、「ラーかメンか」「メンかラーか」という感じの実況をしました。

堂々とした表情のラー
堂々とした表情のラー

――ゴール後の「メンは伸びきれず3着入線」も注目を浴びました。

【三宅アナ】 「メンは伸びきれませんでした」は、フレーズとして考えていたといえば考えていたかな。「メン」で遊べないかと思ったときに、「メンが伸びる」とか「メンが一気に伸びてきた」とするイメージはありました。

ラー・メンの勝ち馬投票券を持つ三宅きみひとアナウンサー
ラー・メンの勝ち馬投票券を持つ三宅きみひとアナウンサー

――今後あったらおもしろいなと思う実況は?

【三宅アナ】 園田に「マー」って馬がいて、ラーとメンと一緒に走ったら「マーラーメン」になるって話で盛り上がりました。言葉遊びというか、競馬ってエンターテインメントなので。実況はオフィシャルですから、あまり砕けすぎることはできないものの、真面目に遊ぶというか、ふざけすぎずにちょっと楽しめるような実況をしたいな。

☆☆☆☆☆

 競馬観戦歴約30年で、1万5000レース以上の実況を経験してきた三宅アナ。レース後には、自身のXで「ここまで必死に笑いを堪えながら実況したの初めてでした」と振り返りました。そのポストは203.6万回表示され、フォロワーも200人ほど増えたそうで、三宅アナは「今までにないくらいバズる状況です」と笑顔でした。

 2024年の地方競馬界に大きな話題をもたらした三宅アナは、年末年始も園田競馬の実況を担当するとのこと。「例年たくさんのお客さんが来てくださる時期ですし、場内でイベントもたくさんあります。1年の運試し……じゃないですけど、来て楽しんでいただけたらうれしいです」と呼びかけました。開催は12月29日(日)~31日(火)、2025年1月2日(木)~4日(土)です。

(取材・文=立田ノン)

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