播磨国総社(兵庫県姫路市総社本町)に、新年の干支にちなんだ「蛇(巳)」をモチーフにした巨大絵馬(横幅約3メートル、縦約2メートル)が登場した。
姫路ゆかりの戦国武将・黒田官兵衛にちなんだ個展を同社で開いたのがきっかけで、2016(平成28)年に始まった絵馬奉納。“干支ひと回り”まであと2年となる。
十二支を連続した作品と見立てる不動さんは、干支を用いた12の神使(神の使い)を表現している。
播磨国総社は、「新年は乙巳(きのとみ)、復活と再生の年です。新しい事が始まり実を結ぶ年となりますように」との思いで、初詣の参拝客を迎え入れる。
巨大絵馬『眀莾大己貴(みょうほうおおなむち)』は境内の長生殿(ちょうせいでん)で1月1日から秋まで一般公開される。
「総社(そうしゃ)さん」との愛称で姫路の人々に親しまれている播磨国総社の正式名称は射楯兵主神社(いたてひょうずじんじゃ)。射楯大神(いたてのおおかみ)と兵主大神(ひょうずのおおかみ)を御祭神として祀っている。