もしも、電車やエレベーターに乗っている際に地震が起きて閉じ込められてしまったら。皆さんのバッグの中には、携帯トイレや助けを呼ぶための笛をはじめとした“防災グッズ”は入っていますか? 自宅に非常食や非常用持ち出し袋を準備している人はいても、外出中の災害に備えて防災グッズなどを持ち歩いている人は少ないかと思います。
東日本大震災では、複数の公共交通機関が運行停止したことにより、家に帰ることができない“帰宅困難者”が多く発生しました。地震などの災害時は、いつ・どこで帰宅困難者になってしまうかわかりません。そのため、自宅の備えだけでなく、外出時も命を守るために必要な最低限の防災アイテムを携帯していると安心です。
そこで今回は、100円ショップのアイテムを使って、予算1000円程度で作ることができる防災ポーチをご紹介します。さらに、常備薬やお薬手帳など、防災ポーチに必ず入れておいてほしいものもあわせてお伝えいたします。
【100円ショップで準備するアイテム】
1)笛
最小限の力で遠くまで助けを呼ぶことができる
2)ばんそうこう
大雨災害のときも使えるように、防水タイプのものがおすすめ
3)ミニライト
停電時の灯りとしてだけでなく、助けを呼びたいときに光で知らせることができる
4)アルミブランケット
外気の温度変化や雨などから身を守ることができる
5)携帯用トイレ
災害時だけでなく、長時間の車移動の際にも持っておくと安心
6)圧縮タオル
少量の水で戻すことができて、汚れを拭く際などにも便利
7)ポケットティッシュ
トイレに流せるタイプなら、トイレットペーパーがないときにも役立つ
8)コンパクトレインコートもしくはコンパクトレインポンチョ
手のひらサイズで持ち運びに便利なレインウェア
9)アルコール消毒綿
手や皮ふの洗浄・消毒をすることができる
10)アメやキャラメルなど
手軽に糖分や塩分を補給することができる
ちなみに笛は、いざというときにすぐ使えるよう、ポーチのファスナー部分などにつけるのがおすすめです。
注意してほしいのが、100円ショップの店舗によっては在庫がないアイテムも。DAISO(ダイソー)では、「DAISOアプリ」で店舗ごとの在庫状況が確認できるため、近くの店舗に在庫があるか事前に確認してから買いに行くのがいいでしょう。
今回紹介したアイテムはあくまでも一例なので、ほかにも災害時に必要だと思うものをご自身の用途にあわせて選んでみてください。