岡山県真庭市の蒜山は、四季を通じて自然を満喫することができる高原。県を代表するリゾート地として親しまれている。きたる2月1日(土)と2日(日)にはグリーナブルヒルゼンおよび隣接するヒルゼン高原センターの2会場で、雪を存分に遊び尽くす「ひるぜん雪恋まつり」が開催される。
☆☆☆☆
このまつりの発端は、秋田県横手市と真庭市蒜山が食を通じたまちおこしでの交流にあった。横手市からの「雪を活用しないのはもったいない」というアドバイスを受けた真庭市が、「冬の蒜山と雪を好きになってもらおう」をテーマにかかげ始まった。
まつりには横手市のかまくら職人直伝の「巨大かまくら」が登場するほか、「ミニかまくら作り」「そり遊び」、雪の上を歩く「スノーシュー」など屋外での体験型アクティビティも豊富。屋内会場では物づくりのワークショップの他、「ジャージー牛乳のアイスクリーム作り」「蒜山伝承の妖怪・スイトンの絵付け体験」なども実施される。また、ひるぜん焼きそば・しし汁といったご当地グルメや地元食材のフードも充実し、大人も子どもも楽しめるのだとか。
夜には会場内のミニかまくらにキャンドルが点灯され、冬の蒜山高原に幻想的な風景が広がる。2月1日(土)には、会場周辺での打ちあげ花火も見どころ。
真庭市産業政策課の小林さんは、「以前、子どもを連れて参加した際は初めてのそり遊びができました。何度も繰り返し滑って、とても楽しそうにしておりました。今年はキャンドルが並ぶ夜の美しい光景も見せてやりたいと思っています」と語った。
その他、北房ハート広場では2月14日(金)までイルミネーションを実施している。
☆☆☆☆
冬ならではの楽しみ方ができるとあって注目度の高いイベントだが、降雪・積雪の状況によっては中止となる場合も。「車で来場の場合は冬用タイヤの装着、タイヤチェーン等の準備がおすすめ」と真庭市は呼びかけている。
※ラジオ関西「金曜Clip」 2025年1月24日放送回より