斎藤元彦・兵庫県知事のパワーハラスメントなどを告発した文書を調べる県議会調査特別委員会「百条委員会」が27日開かれ、2月議会への提出が予定されている調査報告書の素案か示された。
百条委は全ての証人尋問を終え、調査報告書の本格的な取りまとめ作業に入っている。
素案では、告発文書に記された7項目の疑惑について、調査内容や事実認定とその評価、提言を盛り込む。
重要項目として、告発文書の把握後、斎藤知事らが作成者捜しをしたことなどが公益通報者保護法違反に当たるのか、パワハラや贈答品をめぐる疑惑をどう認定するかが挙げられる。
取りまとめ作業については、非公開(秘密会)での証言もあるため、慎重を期して百条委とは別の協議会を設置して協議し、議事録は後日公開する。
会の冒頭、18日に死去した竹内英明・元委員(2024年11月に議員辞職)への黙祷が捧げられた。