無病息災を祈る節分祭。
今年(2025年)の節分は、2月2日。2日の節分は2021年以来4年ぶり。
国立天文台によると、地球が太陽の周りを公転する周期は365日より少し長く、1年あたり6時間弱ずつ遅れているという。
このずれが4年経つと累計がほぼ1日になり、これを4年に1回の”うるう年”で調整しているが、ずれは完全にはなくならず、立春が1日早まるため、その前日との節分も早まった。
大阪の観光名所、新世界のシンボル・通天閣の「恒例・福豆まき」は1日に開催。
通天閣は例年、節分の前日に“ひと足早く”邪気を払う。
69回目の今年は、4月13日に開幕する大阪・関西万博の成功を祈願し、横山英幸・大阪市長、万博公式キャラクター「ミャクミャク」をゲストに招いた。
横山市長は「万博会場には、さまざまな発見や体験ができる。iPS細胞を活用した医療の可能性も知ることもできる。また世界のグルメも楽しめる。ぜひ万博に来ていただきたい」と呼びかけた。
また、通天閣観光の西上雅章会長は「1970年・大阪万博、1981年・神戸ポートピア博覧会など、万博開催のたびに通天閣の来場者も増えている。万博に強い通天閣。今年も国内外のお客さんをお迎えしたい」と話した。
観音霊場・安産祈願の寺院として知られる真言宗大本山・中山寺(兵庫県宝塚市)では2日、恒例の「星祭節分会(ほしまつり・せつぶんえ)」が開かれ、華やかなタカラジェンヌの姿が5年ぶりに戻ってきた。