ウクライナから医療従事者研修団 終わらぬ戦禍、負傷者ケア急務 兵庫県、震災復興の理念生かす | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ウクライナから医療従事者研修団 終わらぬ戦禍、負傷者ケア急務 兵庫県、震災復興の理念生かす

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 ロシアによるウクライナ軍事侵攻から間もなく3年。

 戦闘が長期化し、爆撃の影響で兵士や市民が骨髄を損傷するケースが多く、リハビリテーションの必要性が高まっている。

斎藤元彦・兵庫県知事を表敬訪問したウクライナ研修団〈2025年2月3日午前 神戸市中央区・兵庫県庁〉

 そこで兵庫県は、ウクライナで負傷者のリハビリに従事する医療関係者を受け入れ、研修を行う。研修先は兵庫県立総合リハビリテーションセンター(神戸市西区)で2月28日まで。

 研修は兵庫県と、西ウクライナ・イバーノフランキーウシク州との間で2023年8月に締結した支援の覚書に基づいたもの。JICA(国際協力機構)などと連携している。

 来日したのは、医師と理学療法士、作業療法士の計3人。いずれも同州臨床病院に所属している。3日に兵庫県庁を訪れ、斎藤元彦知事らを表敬訪問した。

 同州はウクライナ東部からの避難者が多く、今後、国内の重要なリハビリ拠点として整備するという。

 兵庫県では、阪神・淡路大震災からの復興過程で掲げた「創造的復興」の理念のもと、ウクライナ支援プロジェクトに取り組んでいる。
 その一環で、2023年に有識者会議「『創造的復興』の理念を活かしたウクライナ支援検討会」を立ち上げ、▼リハビリテーション▼心のケア などの分野で、専門人材の育成支援を急ぐことなどを提言した。

兵庫県では、阪神・淡路大震災からの復興過程で掲げた「創造的復興」の理念のもと、ウクライナ支援プロジェクトに取り組んでいる。
その一環で、2023年に有識者会議「『創造的復興』の理念を活かしたウクライナ支援検討会」を立ち上げ、▼リハビリテーション▼心のケア などの分野で、専門人材の育成支援を急ぐことなどを提言した。

県立総合リハビリセンターは、日本有数の高い技術と知見を有しており、脊髄(せきずい)損傷など重度障害に対応したリハビリの研修を実施する。
 なお、県はこれらの支援に「ふるさとひょうご寄附⾦」を活⽤している。
寄付金はこれまでに6360件・1億2166万5千円が寄せられた(2024年12⽉末時点)。立総合リハビリセンターは、日本有数の高い技術と知見を有しており、脊髄(せきずい)損傷など重度障害に対応したリハビリの研修を実施する。

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