Jリーグの2025シーズン最初となる公式戦、「FUJIFILM SUPER CUP2025」を8日に控えたなか、試合前日オンライン会見が7日に行われ、ヴィッセル神戸の吉田孝行監督とキャプテンの山川哲史選手が意気込みを語りました。
前日会見で、吉田監督は開口一番、「いよいよシーズンが開幕するなという気持ち。サンフレッチェ広島という素晴らしいチームと対戦できることをうれしく思う。明日の試合を楽しみにしている」とコメント。
「Jリーグが開幕する前にこのような注目される試合に出られる、これだけ多くのサポーターの前でできるのは本当に価値がある。勝つことでチームが勢いづくものもある。いずれにしろ、自分たちの現状を把握する意味でも、いい機会になる」と、スーパーカップ出場の意義を述べるとともに、今年最初のタイトル獲得にも意欲を燃やしていました。
この試合後、ヴィッセルはミッドウイークの11日(火・祝)にラウンド16進出目前のAFCチャンピオンズリーグエリート、15日(土)にはJ1開幕戦に臨むのをはじめ、しばらくは連戦が続きます。そのため、記者からはスーパーカップについて「勝利に徹するのか? 先を見据えた戦いになるのか?」という質問も飛びました。
吉田監督は、まずは今回の試合に集中しつつ、「すべてが大事。今いる選手、フレッシュな選手、試合に臨める選手で、しっかり連戦を戦っていく」と前を向いていました。
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一方、キャプテン就任後最初の公式戦となる山川選手。クラブ生え抜きのニューリーダーは、「キャプテンとして戦うシーズンで、最初は多少不安もあったが、時間が過ぎていくにつれて一切なくなった。いまは新シーズンが始まるということで、わくわくしている」と、堂々と回答。
何人かの選手については別メニュー調整となっている模様ですが、「昨シーズンも天皇杯優勝やJ1優勝は、全員の力があわさったもので、今シーズンも引き続きそこが大事になる。戦えるメンバーで、全員で、すべての試合で勝利を目指して戦うことが必要」と、総力で勝利を目指す思いを口にします。
今回の試合のポイントについて、山川選手は、「4-5とかの試合ではなく、ヴィッセルが常に失点ゼロで抑えて、複数得点で勝つことが理想。まずは前半45分を失点ゼロで抑えることが大事になる」と、チームの持ち味である堅守の発揮を誓っていました。
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