【近藤】 イベントでは、お2人が演奏を見て感想を言うみたいな?
【TOMOMI】 感想を言ったり、最後には1曲披露させてもらったり。
【近藤】 豪華! 1曲披露してくれるんですか!
【TOMOMI】 貴重な機会でしたね。2人で演奏するというのが、19年のなかで初めてだったんです。
【HARUNA】 私がアコースティックギターを弾いて、リズムを刻みながらベースを弾いてという感じで。
【近藤】 (ギターとベース以外の)ほかの音はなし?
【TOMOMI】 なしです。
【タケモト】 それはレアですよね。
【近藤】 ギターとベースだけって、聞いたことがないパターン。
【HARUNA】 最初は、TOMOだけがこのイベントに参加する予定だったんです。
【TOMOMI】 でも、ベース弾き語りってちょっとどうかなと思って、HARUNAにお願いして(参加してもらいました)。
【近藤】 ベース弾き語りって見てみたいけどね。
【TOMOMI】 はなわさんでしか見たことがないので、ちょっと自信がなくて。
【タケモト】 ベースで弾き語りとなると、はなわさんになるよね! オチがあるんじゃないかとか、別のプレッシャーがかかる(笑)。
【近藤】 かっこいいなあ。普通はオケ(伴奏)を流すこととかを考えるけど、「2人で完成させようぜ!」「成功させようぜ!」ということですよね。
【HARUNA】 そうですね。家でリハーサルをしました。
【タケモト】 それこそ、学生時代の感じですね。
【近藤】 めっちゃ好き! (SCANDALは)もともと好きでしたけど、もっと好きになりました。(学生さんも)喜んでくれたでしょうね。地元に貢献してると思いますよ。
【TOMOMI】 私たちもうれしかったです。
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【タケモト】 SCANDALとしては、現在、3か月連続配信リリース中ということで、1月に『Terra Boy』、2月に『どうかしてるって』、3月に『Soundly』をリリースされます。どういう経緯で3か月連続リリースすることになったのですか?
【HARUNA】 まず、「3か月連続で新曲が出ることで毎月の楽しみがあるのが楽しいよね」というところからスタートしました。
今回は久々に、自分たちで作詞作曲をせず、デビュー当初にお世話になっていた作曲家さんたちを招いて曲を作るという作業をしたんです。なので、改めて「“心から音楽を楽しむ”というところに戻ろう」みたいな気持ちでリリースしています。
【近藤】 やっぱり、「楽しい」って言えるのがいいよね。楽しいという気持ちでできていることが、長く続けている理由な気がするね。
【タケモト】 3月5日(水)には、EP『LOVE, SPARK, JOY!』をリリースされるということです。
【HARUNA】 配信3曲に加えて、SCANDALが結成初期に初めてカバーした、ロイ・オービソンの『Oh, Pretty Woman』を収録しています。
【タケモト】『Oh, Pretty Woman』といえば、ヴァン・ヘイレンがカバーしてブレイクの足がかりになったことでも有名で、ロックにアレンジされることも多いですが、結成初期にもカバーされていたんですね。
【HARUNA】 カバーというかコピーですね。2006年当時、木村カエラさんがこの曲をカバーされていて、(練習のために)コピーするという形でやっていました。
【近藤】 当時はリリースしたわけではなく自分たちで練習するためにコピーして、今回、19年越しに改めてカバーしてリリースするということですね。
【TOMOMI】 そうですね。人前で披露したこともなかったです。なので、初期のころの作家陣と一緒に曲作りをして、初期のころにコピーしていた曲(『Oh, Pretty Woman』)を入れるという、自分たち的には原点回帰のようなEPになっています。
【近藤】 私もこの前のワンマンライブで、高校のときに組んでいたバンドでカバーしていた曲をやったんです。それこそ原点回帰じゃないですけど、ちょっと忘れがちなあのころの、ただただ音楽が楽しい、それ以外の欲がないみたいな感情を思い出すスイッチを入れるために。たぶん、その感覚なのかなって。
【HARUNA】 まさにそれです!
【近藤】 自分たちも楽しいから、ファンの人たちも絶対に楽しいと思います。喜んでくれるでしょうね。
【タケモト】 ライブツアー『SCANDAL TOUR 2025 “LOVE, SPARK, JOY!”』も決定しているとのことで、神戸では3月11日(火)に神戸 CHICKEN GEORGE、大阪では3月14日(金)にZepp Osaka Baysideで開催されます。
【近藤】 EPをリリースして、すぐにライブもやって。しかも、関西2か所でライブが見られるわけですからうれしいことやね。それだけじゃなく3か月連続リリースもしてるから、(予定が)すごく詰まってますね!
【TOMOMI】 チキンジョージでのライブは初めてなんですよ。だからめっちゃ楽しみです。
【近藤】 それはファンの人も、チキンジョージの人も楽しみだと思いますよ!
【タケモト】 今回のツアーにはEPのタイトルが付いていますが、どういった雰囲気で開催するかなどは決まっているのですか?
【TOMOMI】 今回、ライブハウスとホールがごちゃまぜのツアーにしているので、どんな形にするか、いま練り練りしているところなんです。
今回はチケットの種類をいろいろと準備していて、ホールはもちろん座席がありますけど、ライブハウスでも後方に座席を作ってみるつもりなんです。19年やっていると、ご高齢の方もいらっしゃいますし、同世代の方にはお子さんができて「なかなかライブハウスに来れない」という声も聞いていたので、お子さんと一緒に来れる環境だったり(を作れたらいいなと思っていた)。私たちのライブは座席がある公演から売り切れていくという現状なので、ライブハウスにも席を作ってみようと(思っての試みです)。
【近藤】 それは大事ですよね。
【TOMOMI】 でも逆に、「前のほうでぎゅうぎゅうで楽しみたい」という方がいらっしゃるのももちろん理解しているので、どっちも選べるように(しています)。
【近藤】 めちゃくちゃファン思い! 私も席を用意したほうがいいと思いつつ、立って楽しみたいという方がいるのも分かるので、どっちを取るかで悩むんですけど自分たちで選べばいいですもんね。
【TOMOMI】 どっちの良さもありますもんね。
【タケモト】 近藤さんのライブでも、半分は座ってるけど一部の人は立っているという、珍しい光景になっていましたよね。自由な空間というか。
【近藤】 私はそれでいいと思っていて。
【HARUNA】 それでいいと思います!
【近藤】「周りが立っているから立たないといけない」みたいな、もうそんな時代じゃないかなって。
【HARUNA】「座ってるから楽しんでいない」ということは絶対にないですからね。
【近藤】 そう! ほんまにそう思って。今日めっちゃ共感するわ!
【タケモト】 では、最後にひと言ずつメッセージをいただいてもよろしいでしょうか。
【TOMOMI】 こうやって地元の兵庫県に帰ってきて、海を見ながら生放送で出演できるというのは感慨深いなと思います。3か月連続リリースもまだ残っていますので、楽しみにしていただけたらなと思います。ライブもお待ちしてます。ありがとうございました。
【HARUNA】 今日は、すごくいいお話がいっぱいできたなと思います。改めて、最近の自分たちの話もたくさんできたので、これでSCANDALに興味を持っていただけた方は、ぜひツアーでお会いできたらと思います。今日はありがとうございました。
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■SCANDAL TOUR 2025 “LOVE, SPARK, JOY!”
3月11日(火)神戸 CHICKEN GEORGE(兵庫)
3月14日(金)Zepp Osaka Bayside(大阪)
そのほか、全国ツアーのチケットは下記より
ライブ情報・チケット受付ページ