『弁当の下敷きスパゲッティ』がカップ麺化され話題←ネタじゃない? メーカーの本気度が明らかに | ラジトピ ラジオ関西トピックス

『弁当の下敷きスパゲッティ』がカップ麺化され話題←ネタじゃない? メーカーの本気度が明らかに

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 今年1月末、エースコックが誰もが食べたことがあるであろう“あれ”をカップ麺にして発売したとして、話題を集めました。その名も、「名もなき下敷きスパゲッティ味焼きそば ハンバーグ弁当風」。なんと、弁当のおかずの下に敷かれているお馴染みのスパゲッティ(正式名称「ガロニ」)をカップ麺にしたのです。

 謎のカップ麺開発のきっかけやこだわりについて、エースコック株式会社の担当者に話を聞きました。

「名もなきスパゲッティ味焼きそば ハンバーグ弁当風」(提供:エースコック株式会社)

――開発のきっかけは?

【担当者】 あるとき、ちょうどお昼どきにチームで打合せをしていたのですが、お弁当の話題となった際に「そういやお弁当に入ってる、あのスパゲッティおいしくない?」という話で盛り上がり、メンバーそれぞれの“好みの下敷きスパゲッティ味”論争が勃発しました。

そのときに、「下敷きスパゲッティが好きな人は、ほかにも絶対に大勢いるはず!」と確信。「あのおいしさをカップ麺で再現したらおもしろい商品が出来るのでは?」と考え、開発に至りました。

――どのような商品?

【担当者】 下敷きスパゲッティのなかでも、ハンバーグ弁当の下に敷かれたものをイメージしました。あのスパゲッティをイメージした丸い太麺に、デミグラス風に仕上げたソース、かやくにハンバーグの肉片をイメージした肉そぼろと玉ねぎを使用することで、デミグラスハンバーグの下に敷かれたスパゲッティの味を再現しています。

――こだわりは?

【担当者】 皆さんになじみがある味だからこそ、細かい点まで徹底的にこだわっています。たとえば、下敷きスパゲッティのふやけた感じを出すために、あえて麺の戻し時間を1分長めにしてやわらかく仕上がるようにしています。

具材の数をあえて少なくすることで、お弁当のおかずの“おこぼれ感”を再現。調味脂を別添えにすることでベタベタ感を再現したほか、タレに少し粘度をつけて混ぜムラが出るようにすることで全体的に味が濃くなりすぎないようにして、下敷きスパゲッティの味わいに近づけました。

――お客さんの反応は?

【担当者】 賛否両論さまざまな声をいただいております。「再現度がすごい!」というありがたい声や、具材の少なさをご指摘いただく声などがあります。実際に、ハンバーグを乗せて食べてくださっている方もいらっしゃいました。さまざまなご意見はありますが、それぞれが楽しんでくださっていることをポジティブに捉えております!

☆☆☆☆☆

 エースコックが手がける、謎すぎる新商品「名もなき下敷きスパゲッティ味焼きそば ハンバーグ弁当風」。一見、「ネタ商品?」と思ってしまいそうですが、その裏には妥協を許さない細部までのこだわりが隠れていました。

※ラジオ関西『Clip木曜日』2025年2月13日放送分より

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