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これだけぜいたくな体験ができるフェリーでの移動ですが、実はほかの乗り物と比べても格安の移動手段なのです。一番ベーシックな旅客の運賃は、大人1人、片道1990円、往復3790円(ネット予約の場合は、片道1890円、往復3590円)。これは神戸⇔高松、神戸⇔小豆島ともに同じです。
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ジャンボフェリーが発着する小豆島は、有名なオリーブやしょうゆを使ったグルメを堪能できるほか、きれいなビーチが多く、海水浴などのレジャーも盛んで、登山も楽しめます。最近では、瀬戸内国際芸術祭の舞台としても有名で、島内のいたる所に設置されたパブリックアートを巡るのも、新たな醍醐味の1つに。今年、2025年は同祭の開催年ということもあり、アートスポットとしても注目を集めるでしょう。新緑、紅葉、雪景色と、どのシーズンに訪ねても異なる顔が楽しめる自然も見逃せません。
もう1つの発着地・高松では、本場の讃岐うどんに舌鼓。ワンコインでも楽しめる打ち立てのコシのあるうどん、そして、揚げたての天ぷらはどのお店も絶品の味。市内のうどん店巡りをするだけでも、行く価値は十分にあります。国の特別名勝にも指定されている日本庭園「栗林公園」などの観光地も充実。さらに、そこから足を延ばして「男木島」「女木島」などの離島めぐりを堪能したり、高松を起点に徳島、愛媛、高知の各県を訪れたりするのもよし。ジャンボフェリーであれば、レンタカーとのセット券があるので便利です。
乗船までの手続きは、ネット予約であれば、事前決済・事前発券ができるので、のりばに着いたら窓口手続不要で、複雑な手続きもなく、乗船を待つだけで簡単。予約などの詳細は、公式サイトに掲載されています。
なお、神戸港のジャンボフェリー乗り場(神戸三宮フェリーターミナル)へのアクセスは、各線三宮駅から南(海側)へ徒歩約15分。ミント神戸1階にある三宮バスターミナルから直通の有料連絡バスも出ています。車の場合は、阪神高速3号神戸線・京橋インターチェンジが最寄りです。
移動しながら食事やお風呂、景色など、さまざまな楽しみ方ができる、フェリーでの旅程。この機会に、非日常を感じられる船旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
※写真提供:ジャンボフェリー
※ラジオ関西『Clip火曜日』2025年2月18日放送回より