兵庫県稲美町の中山哲郎町長が、12日、ラジオ関西の生放送に出演し「町内のため池にはコウノトリが飛来し、子育てをしている。人にとっても子育てしやすい環境」と、町の魅力について語った。
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稲美町は兵庫県播磨地域の東部に位置し、東は神戸市、南は明石市、西は加古川市に隣接する。町の全域が加古川、明石川、美嚢川に囲まれた『いなみの台地』にあり、川から30~40メートル高いため水を引くのが難しい場所で、古くから農業用ため池が利用されてきた。
町内には大小88のため池があり、2年ほど前から、国の特別天然記念物・コウノトリが飛来するようになったという。人口塔に巣を作り、子育てするペアも。中山町長は「コウノトリにとっても人にとっても、子育てしやすい環境」と微笑んだ。

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稲美町では、年間を通じて野菜や果物の栽培が盛ん。稲美町で採れた農産物や加工品、合わせて14品目は『稲美ブランド』に認定されており、いなみトマトや、いなみ野メロン、スイートコーン、キャベツなど「四季折々、いろんな野菜や果物が採れるので、いつ来てもおいしいものがある」という。

また、2023(令和5)年から、特別栽培米のコシヒカリ『万葉の香』の有機栽培実証に取り組んでいる。学校給食では、一部無農薬の米や地元で採れた野菜、みそなどを使い「自校直営方式で、地産地消の安全安心な給食を提供しているのが自慢」と話した。
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
稲美町は暮らしやすさでも人気を集める。その理由について、中山町長は次のように語った。